阿蘇市波野町の「スズラン自生地」。
西日本でココだけ!
スズランの自生地としては最南限と言われています。
※ 自生地:一面のお花畑ではなく、探さないと見つかりません。
この記事では、スズラン自生地についてご紹介します。
ちぃ
ガイド兼ライターのちぃ です!
目次をクリックすると、見たいところへジャンプできます。
すずらん自生地について
読み方:すずらんじせいち
どんなところ?

阿蘇神社から車で20分のところにある、スズラン自生地。
2023年より、丘の入口あたりがバリアフリーになりました。

見頃の時でも、パッと見はただの草原の丘。
※ 丘の高さ:約20m(標高:約800m)・所要時間:15分
“一面のお花畑”をイメージして来る方も多いそうですが、ここ、スズラン自生地は、”草原を歩き回って小さな野の花を探す”ことができる貴重な場所です。

スズランは、通常、北海道や本州の中部以北にしか自生しません。
なので、阿蘇市にあるスズラン自生地は、九州ではココだけの日本最南限!
では、登ってみます!

土道や階段を歩くので、運動靴がおすすめ。

見つけました。ちっちゃい。

草むらに隠れて、ベル形の1cm位の花が咲いています。

シライトソウや、

ヒトリシズカも発見!

黄色い野の花もたくさん咲いていました。
スズラン以外にも、いろんな山野草と出会えるのも魅力です。

丘の上まで登ると、くじゅう連山も見えます。

駐車場のお隣には、牛さん達も。
お花以外にもいろいろと、阿蘇らしい風景を楽しめるところです。
スズランとは?

| スズラン | |
| 科・属 | キジカクシ科・スズラン属 |
| 和名 | 鈴蘭 |
| 英名 | Lily of the valley(谷のユリ) |
| 原産地 | ヨーロッパ・アジア |
| 花 | 下向きに直径1cm弱の白い花を段々につける |
| 根・茎 | 地下茎で増える。毒があるため牛馬に食べられることなく草原で自生 |
| 香り | あり |
| 開花期 | 4〜5月 |
見頃:例年5月
阿蘇のスズラン自生地の見頃は、例年5月上旬〜中旬です。
所要時間:15分
丘の上まで登って下りてくるだけなら、所要時間は15分ほど。
入場無料(寄付について)

入場料・駐車場代は無料です。
少しでもお礼をしたいと思われる方は、建物の中に協力金ボックスがあります。
寄付の行き先:阿蘇グリーンストックさん
※ 地元の方と一緒に、スズラン自生地の維持・管理をされています。
アクセス・駐車場

国道57号から要所要所にサインが出ています。

例年、開花状況を知らせる案内板も設置されています。

駐車場はかなり広いです。
見頃の時は満車になりますので、枠に沿って停めてください。
トイレ・売店

ふだんは閉まっていますが、スズランが見頃の時だけ、トイレは使えます。
※ 例年4月末〜5月末
自販機はありませんが、建物内でジュース販売があります。
九州産業大学の先生が撮った、阿蘇の写真も展示されています。
注意:採らないで!踏まないで!

スズランは「熊本県指定希少野生動植物」です。
そもそも、阿蘇くじゅう国立公園内なので、植物の採取は法律で禁止されています。

柵の中も立ち入り禁止です。
道以外は歩かないようにしましょう。

柵の外(道)にもスズランが咲いているので、足元には注意!
まとめ

以上、阿蘇市波野町の「スズラン自生地」でした。
西日本で唯一の、スズラン自生地。
草原の丘を歩いて探し、見つけてはかがみ込んで…の繰り返しですが、見つけた時の喜びはひとしおです。
ぜひ行ってみてね♪
スズラン自生地近くの観光スポット:
道の駅波野についてはこちら
うぶやま牧場についてはこちら
| スズラン自生地 | |
| 住所 | 熊本県阿蘇市波野大字新波野3502-3 |
| 営業時間 | 24時間年中無休 |
| 駐車場 | たくさん |
| 入場料 | 無料(寄付も可) |
| トイレ | スズランの時期だけ使用可 |
| その他 | スズランの時期だけジュース販売あり(自販機なし) |
| WEB | |
この記事の内容は、2023年4月時点の情報です。
あくまでも個人の感想ですので、ご参考までに。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

