【塩井社水源】エメラルドブルー！熊本地震から復活した奇跡の水源〜震災後と現在〜

熊本地震のあと、一度枯れ果ててしまった塩井社水源。

地元の方々の努力の甲斐もあり、約2年後に再び水が戻ってきた奇跡の水源です。

水脈が不安定で、梅雨前など水源が枯れる時もありますが、満水のエメラルドブルーが見れたら超ラッキーですよ！

この記事では、南阿蘇村の塩井社水源についてご紹介します。

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塩井社水源について

よみかた：しおいしゃすいげん

どんなところ？

狭い住宅街の中、塩井社の境内そばの静かな場所にあって、湧水量も毎分5tと他の水源より控えめ。

でも、青く澄んだ水とそれにまつわるミラクルストーリーから、熊本地震後は特に、人気の観光スポットとなっています。

※ 塩井社水源：駐車場あり／トイレ・自販機なし

※ この記事の最後から、南阿蘇村湧水群のまとめ記事へジャンプできます。

専用の洗い場がある近所の民家

塩井社から湧き出る水は、近隣の民家の簡易水道や農業用水として利用されています。

毎分5tとはいえ、1日にすると7,200tの湧水量。

実際、震災後に水源が干上がった時、農家さん達は田植えができなくて大変な思いをされたそうです。

ちなみに、塩井社水源から流れ出す川は”ノンボリ(上り)川”と呼ばれていて、南阿蘇村ではたった一つの、西から東へと流れる珍しい川だそうです。

※ 最終的には白川へ合流します。

続いて、熊本地震すぐ後の塩井社水源と、いま現在の様子をご紹介します。

塩井社水源に行ってみた！〜震災後といま現在〜

熊本地震の直後

まずは、塩井社水源、駐車場を出てすぐ目に入る光景。

地震で崩れた石垣が印象的でしたが、

同じ位置から見た、いま現在の様子

今はすっかり新しくなっています。

震災後は水無し川になっていましたが、

今では元通り、きれいな小川になっています。

干上がってしまった水路も、

以前の姿に戻っています。

水源そばにある、塩井神社の拝殿も地震で崩れてしまいましたが、

新しく建て直されています！

震災後、落ち葉がたまる巨大な穴になっていましたが、

今はすっかり元通り、再びエメラルドブルーの水源に。

塩井社水源に来ると、よくあの状態から復活したなぁと、自然の回復力の素晴らしさをしみじみと感じます。

まさに奇跡の水源！

でも、塩井社水源の復活の裏には、土砂をかき出したり、少しずつ溜まり始めた濁った水をポンプで汲み上げたり・・・という、地元の方々の大変なご苦労があったそうです。

自然のパワーだけでなく、地元の方々のご尽力にも感謝です。

では、次は水汲くみ情報についてご紹介します。

汲んでみた！飲んでみた！

水汲み場

取水口などはないので、階段を数段下りて、直接水面から水を汲みます。

水面に手は届くけど、ちょっと汲みにくいかな・・・

ただ、駐車場から水源まではわりと距離も近いし、階段もないので台車を使おうと思えば使えます。

青々と澄んだ水を見ていると、飲みたくなります。

南阿蘇村役場に問い合わせてみると、塩井社水源のお水は硬度75mg/ℓで、そのやわらかさから”女水”という別名もあるほど。

蛇足ですが、白川水源が硬度83mg/ℓなので、同じくらいの軟水です。

※　水源の水を飲むかどうかは、個人の責任で判断されてくださいね。

注意：湧水が止まりやすい時期

地震の影響で、水脈が不安定になっています。

湧水が止まってしまう時期もありますが、例年、梅雨明け頃に湧水が復活します。

アクセス・駐車場

塩井社水源は、白川水源がある県道177号線と、国道325号線の間にあります。

要所要所にサインが出ていますが、住宅街の中の細い道を通ります。

水源のすぐ上に、5〜6台は停められる第1駐車場があります。

坂道ですが階段はないので、一応、バリアフリーです。

細い道の運転が苦手なら、水源まで150mほど歩きますが、第2駐車場に停めるといいかも。

まとめ

熊本地震から復活した奇跡の塩井社水源。

エメラルドブルーの水は、見て美しく、飲んで美味しい軟水です。

今でも時々、枯れてしまう時期もあるけど、満水のエメラルドブルーは本当にきれい！

南阿蘇村の水源巡りなら、ぜひ塩井社水源にも行ってみてください！

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この記事の内容は、2021年7月時点の情報です。

あくまでも個人の感想ですので、ご参考までに。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。