昔は、大観峰・草千里と並ぶ、阿蘇の三大観光地だったという仙酔峡。
ミヤマキリシマの名所で、仙人も酔うほど花が美しいことから、”仙酔峡”という名前がついたと言われています。
ちぃ
林業ときどき農業主婦の
阿蘇大好きライターの ちぃ です!
この記事では、四季おりおりの、仙酔峡の知られざる魅力についてご紹介します。
噴火警戒レベル3 | 通行止めで仙酔峡へは行けません! |
噴火警戒レベル2 | 仙酔峡の駐車場と滝までは行けます。ミヤマキリシマの丘は登れません。 |
噴火警戒レベル1 | ミヤマキリシマの丘・高岳とも登山可。 |
※ 風向き次第で、火山ガス(硫黄臭)がひどい時もあり。
仙酔峡の景色いろいろ
よみかた:せんすいきょう
春:ミヤマキリシマ(見頃は5月)
駐車場から見上げると、仙酔峡の丘はこんな感じです。
約5万本の深山霧島が自生していて、見頃となる5月にはたくさんの花見客が訪れます。
標高は900m以上。
意外と、大観峰と同じくらいの高さがあり、遊歩道を散策しながら、いろんな景色を楽しむことができます。
※ 丘の上まで徒歩約10分。
ここから見ても、鷲ヶ峰や虎ヶ峰がかっこいいけど、
登るにつれて、さらに間近に見ることができて、大迫力。
ちぃ
ロープウェイの建物は解体工事中。
※ 2022年4月時点
ミヤマキリシマの、のどかな風景とは対照的に、中岳側は火山らしい荒れ果てた景色。
ゴツゴツした岩場もあり、周りにはお地蔵さんの姿も。
登った甲斐あって、仙酔峡の上から見る、阿蘇谷はすごくきれい。
阿蘇らしい、いろんな景色をこんな風に一度に見ることができるのは、仙酔峡ならではの魅力!
もちろん、大観峰や草千里と比べて、人も少ないですしね。
澄んだ日にはくじゅう連山も見えるし、
道路の左右に広がる牧場の景色も最高です!
昔は、ミヤマキリシマで赤く染まる山肌が、山の麓からでもはっきり見えていたんだとか。
噴火(火山ガス・火山灰)の影響で、ミヤマキリシマも、かなりダメージを受けたそうです。
夏:雨上がりが狙い目!
6月〜7月にかけては、山紫陽花が見頃。
グリーンと白の仙酔峡もきれいです。
これは、雨上がりの夕方。
標高900mだけあって、目の高さ(または下)に雲があります!
梅雨時や大雨のあとの、花酔い橋の川。
雨のあとは濁った水になることが多いので、こんなに、きれいな色の川が見れたらラッキー。
ちなみに、ふだんは、ほとんど水が流れていません。
冬:氷のカーテン(阿蘇三大氷)
前の写真のマルの部分は、大寒波の時、こうなります。
落差5〜6m、仙酔峡の小さな滝が作る”氷のカーテン”は、阿蘇の三大氷のひとつ。
大寒波の時にしか見れない、数年に1度の絶景です。
ふだんは水量が少なくて、小さな滝だからこそ、凍りやすくて、見事な氷瀑になります。
ちなみに、”裏見の滝”としても知られています。
【氷のカーテン】
また見たい、阿蘇の冬景色。
2021.1.10#阿蘇 #氷柱 #仙酔峡 #冬の絶景 pic.twitter.com/1SXGP7PXfF
— ちぃ@あそびなっせ (@chii_asobinasse) December 24, 2021
滝の周りは滑りやすく、氷が薄いところもあるので、足元にはご注意ください。
あと、スタッドレスタイヤも必須。
標高が高いので、冬に仙酔峡へ行く際は、人も車も冬仕様で!!!
雲海・日の出スポット
この写真は、仙酔峡の丘のいちばん上から見た、8月の雲海。
くじゅう連山が正面に見えるし、仏舎利塔がいいワンポイント。
有名な雲海スポットではないけど、ここからの雲海が大好きです。
仙酔峡の駐車場の下にあるヘアピンカーブのところも、おすすめスポット。
アクセス・駐車場・トイレ
国道57号線に「仙酔峡入口」という交差点があります。
この交差点から、仙酔峡まで約10分です。
実は、阿蘇神社前の道を道なりにずっと登ると、仙酔峡に着きます。
車 | 熊本ICから約1時間。 阿蘇神社から約12分。 |
大型車用の駐車スペースもあり、駐車場はかなり広いです。
トイレ・自販機・退避壕もあります。
た・だ・し・・・
噴火警戒レベルによる通行止め
噴火警戒レベル1
噴火警戒レベル1の時は、ミヤマキリシマの丘・高岳とも登山OKです。
噴火警戒レベル2
噴火警戒レベル2の時は、中岳火口から半径1km内は立入禁止。
花酔い橋の手前にある滝と、仙酔峡の駐車場までは行けますが、ミヤマキリシマの丘には登れません。
高岳登山(仙酔尾根ルート)もできません。
参考 阿蘇山登山情報熊本県噴火警戒レベル3
噴火警戒レベル3の時は、国立阿蘇青少年交流の家の入口から上は、通行止め。
仙酔峡へは行けません。
まとめ
昔は阿蘇の三大観光地だった、仙酔峡の四季折々、いかがでしたか?
ちぃ
ロープウェイ廃止にも、熊本地震にも噴火にもめげず、昔と変わらないきれいな風景がここにはあります。
噴火次第で行けない時もあるけど、仙酔峡からの絶景、一度ハマると年中通いたくなりますよ♪
仙酔峡 | |
住所 | 熊本県阿蘇市一の宮町宮地6029 |
TEL | 阿蘇市観光課:0967-22-3174 |
営業時間 | 24時間年中無休 |
駐車場 | 約150台(大型車OK)・無料 |
その他 | トイレ・自販機あり |
この記事の内容は、2022年1月時点の情報です。
あくまでも個人の感想ですので、ご参考までに。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。